「もっとすごくならなきゃ」と焦る人へ。現状の外側にゴールを置く本当の意味仕事を終えてスマホを開くと、同期の転職報告や、年下の人の活躍が流れてくる。 「私はこのままでいいのかな。もっとすごい目標を持たなきゃ」 と、寝る前なのに気持ちだけが急かされる。 今回は、そんな夜に、ゴール設定を自分を追い込む道具ではなく、自分の気持ちを取り戻すためのものとして考えてみる話です。 「現状の外側」と聞くと、苦しくなる理由いま以上に優秀になる話だと思ってしまうコーチングでは、『現状の外側にゴールを置く』という言葉が出てくることがあります。 この言葉を初めて聞くと、ちょっと疲れませんか。 今の会社より良い会社へ行く。 そういう、今の自分では届かないほど大きな成果を設定して、そこまで歯を食いしばって走る話に見えるからです。 すでに周りと比べて焦っているときに、「現状の外側へ行きましょう」と言われたら、さらに宿題を積まれたような気分になります。 私も以前は、仕事から帰ってSNSを開き、「転職して年収が上がりました」「副業を始めて自由になりました」という投稿を見るたびに焦っていました。 そのまま「おすすめの転職先」「副業 始め方」「自分に向いている仕事」と検索するのですが、読めば読むほど何を選べばいいのか分からなくなりました。結局、申し込みも応募もせず、開いた記事だけが増えた画面を閉じて眠ることがよくありました。 でも、現状の外側にゴールを置く意味は、無理に立派な人になることではありません。 いま『当然の目標』だと思っているものが、本当に自分の望みなのかを見直すためです。 いまの目標には、誰かの正解が混ざっている気づかないうちに選択肢が狭くなる私たちは、まっさらな状態で将来を決めているわけではありません。 親から聞いた安定の話。 こうしたものは、悪い情報ではありません。人の経験に助けられる場面もあります。 ただ、毎日見たり聞いたりしているうちに、いつの間にか『自分もそれを望んでいるはず』と思いやすくなります。 たとえば、本当は静かに働きたいのに、「市場価値を上げるなら管理職を目指すべき」と思っている。 本当は今の暮らしに好きな部分もあるのに、「転職しない私は遅れている」と感じてしまう。 やりたいから進むのではなく、置いていかれないために走る。これでは、目標に近づくほど心が息切れしてしまいます。 苦しいのは能力が足りないからではなく、自分の望みと違うゴールを、自分の責任で達成しようとしているからかもしれません。 「現状」とは、会社や収入だけではない現状というと、いま勤めている会社や収入、持っているスキルのことだと思いがちです。 けれど、もっと見えにくい現状もあります。 「ちゃんとしていないと評価されない」 そんな、自分の中にある『当たり前』です。 外側に出るとは、いきなり仕事を辞めたり、大きな挑戦を宣言したりすることではありません。 まずは、いつも同じ結論に連れていく当たり前から、半歩だけ距離を取ってみることです。 現状の外側は、「本当はどうしたい?」を聞ける場所すごいゴールではなく、自由に選んだゴール現状の内側で目標を考えると、答えはきれいにまとまりやすいです。 昇進したい。 もちろん、それが心から望むことなら素敵ですね。 ただ、「それが正解っぽいから」という理由で出てきた答えなら、一度その外側を見てみる価値があります。 誰にも評価されなくても選びたい働き方は何だろう。 こうした問いは、立派に見える将来像を無理に作るためのものではありません。 今までの基準では見えなかった、自分の反応を確かめるための問いです。 ある答えを思い浮かべたとき、少し呼吸が楽になる。 それならあなたの望む現状の外側かもしれません。 反対に、立派に見える目標なのに、胸のあたりが重くなる。 そう感じるなら、周囲の意見に惑わされた そういう感覚は、小さいけれど無視しないほうがいい手がかりです。 現状の外側のゴールは、自分を別人に改造するためではなく、自分が無意識にあきらめていた選択を見つけるためでもあります。 今日、ゴールを決めきらなくていいまずは「それ、誰の期待だろう」と書いてみるとはいえ、「本当にやりたいことを決めよう」と言われると、それはそれで固まってしまいますよね。 本音は、急に正解を答えろと言われると隠れてしまいます。 そこで今日は、大きなゴールを決める代わりに、いま自分を焦らせている目標をひとつだけ書いてみてください。 たとえば、 ・もっと早く昇進しなきゃ その横に、短くこう書き足します。 「それを望んでいるのは、私? それとも、誰かに安心してもらうため?」 短く「本当?」でもいいです。 否定する必要はありません。 昇進も転職も副業も、本当に望むなら大事なゴールです。ただ、『怖いから選んでいる』のか、『心が動くから選んでいる』のかで、同じ行動でも疲れ方が違います。 ここが分かるだけで、やらなくていい競争から少し離れられます。 「もし評価されなくても」を足してみるもう一つだけ、問いを置いてみます。 「もし、それをしても誰からも評価されないとして、それでもやりたい?」 すぐに答えが出ないなら、出ないままで大丈夫です。 評価されたいと思うこと自体も、悪いことではありません。 ただ、評価だけが燃料になっていると、周りの反応がない日は自分が空っぽに感じます。 誰にも見せなくても調べたくなること。 そういう小さな方向に、自分のゴールの芽が隠れていることがあります。 外へ出る一歩は、今の自分を否定することではないこれまで頑張った自分も、置いていかなくていい現状の外側という言葉を聞いて、 そうではありません。 周りの期待に応えようとしたことも、安定を選んだことも、そのときの自分が生きていくために選んだものです。 むしろ、ここまで頑張ってきたからこそ、「この頑張り方は私を幸せにしているかな」と問い直せる地点まで来たのだと思います。 だから、過去の自分を責める必要はありません。 今日やることは、これまでを壊すことではなく、自分の中に一席だけ空けることです。 親の期待でもない。 その席に座った自分に、「本当は、どうしたい?」と聞いてみる。 その問いから出てきた答えが、すぐには実現できないものでも構いません。まだ言葉にならない憧れでもいいのです。 ゴールとは、自分を脅して走らせるムチではなく、自分が向かいたい方向を思い出すための目印なのだと思います。 まとめ現状の外側にゴールを置くのは、今よりすごい人になって、自分の価値を証明するためではありません。 周りから渡された正解の中だけで将来を選ばず、自分の気持ちが動く方向をもう一度探すためです。 今夜は、焦っている目標をひとつだけメモに書いてみてください。 そして、その下にこう添えてみます。 「誰にも評価されないとしても、私はこれを望むだろうか?」 答えが出なくても、問いを持てた時点で、もう外側を見始めています。 周りに合わせて固くなった心と体では、自分の声が聞こえにくい日もあります。 朝の重さや、頭の中がずっと急かされている感じをやさしく整えたい方へ、ストレスリセット気功も用意しています。 無理に答えを出す前に、自分の気持ちを聞ける余白を取り戻していきましょう。 福原宏志^^ |
人生を変えたい方やプロとして輝きたい方に、実践的な知恵をお届けします。気功師として心身を整える技術を磨き、コーチとして目標達成をサポート。元プログラマーならではの論理的視点で、夢を現実に変える方法を伝えます。
パソコンの前に座って、やることリストも開いている。 「分かってる。分かってるんだけど、なぜか体が動かない」 そんな朝に、自分を責める前に読んでほしい話です。 福原です。 やるべきことは、分かっている。 締切も見えている。 何から手をつければいいかも、だいたい分かっている。 なのに、動けない。 こういう時って、かなりしんどいですよね。 何も考えていないわけではないんです。 むしろ頭の中では、ずっと考えています。 「早くやらなきゃ」 「このままだとまずい」 「なんでこんな簡単なこともできないんだろう」 そうやって自分を追い込んでいるのに、手だけが止まっている。 体は椅子に座っているのに、心の中だけ全力疾走しているような感じです。 そして最後に出てくるのが、だいたいこれです。 「自分は気合いが足りないんだ」 でも、私はそこを少し疑ってみてもいいと思っています。 もしかすると、動けない原因は気合い不足ではありません。 あなたの脳と心が、もう十分に疲れているだけかもしれないんです。 動けない時ほど「もっと頑張れ」と言いたくなる 自分を責めるほど、なぜか余計に固まっていく...
夜や朝に、同じ不安や自己否定ばかり考えてしまうことはありませんか。 やるべきことは分かっているのに動けない。 前向きになりたいのに、気持ちがついてこない。 そして最後には、「また今日もだめだった」 と自分を責めてしまう。 そんなとき、多くの人は「ネガティブ思考をやめなきゃ」 と思います。 でも実は、それだけでは苦しさが軽くならないことがあります。 今日は、「ネガティブを消そうとするほど苦しくなる理由」 そして、「やりたいことを考えても動けないときに、何が起きているのか」 について書きます。 ネガティブを消そうとすると、頭はそこを見続ける ネガティブなことを考えたくないとき、 人はまず「考えないようにしよう」 とします。 けれど、これが意外とうまくいきません。 頭は、消したいものを消す前に、いったんその対象を見に行くからです。 だから、「不安を消したい」「落ち込みを止めたい」 と思うほど、意識は逆にその不安や落ち込みに向き続けます。 すると苦しいのは、 落ち込んでいることそのものより、落ち込んでいる自分を監視して責める時間です。...
夜、やったほうがいいことが頭に浮かぶのに、体は動かない。 「このままじゃだめだよな」 「でも、面倒だし、うまくいく気もしない」 そんなふうに心が重くなるとき、必要なのは気合いではありません。 今日は、悩みを自分責めで終わらせず、少し軽い行動に変えていく考え方を書きます。 「やったほうがいい」で止まると、心は苦しくなる 悩んでいるとき、私たちは考えているつもりになります。 でも実際には、 同じ場所をぐるぐる回っているだけのことがあります。 「やったほうがいい」 ここまでは出てくる。 けれど、その先がない。 どうしたらいいのか。 何から始めたらいいのか。 本当にやるのか、今はやらないのか。 そこが決まらないまま、 頭の中に問いだけが残る。 すると心は、ずっと宙づりになります。 たとえば、 アラームが鳴っているのに、止めるボタンが見つからない感じに近いです。 音は気になる。 でも止め方がわからない。 だから焦る。 焦るほど、動けなくなる。 最後には、 「私はなんでこんなこともできないんだろう」 と、自分を責め始めてしまう。 でも、ここで見直したいのは性格ではありません。...