福原です、

あなたの悩み、よくわかります

「今の仕事が嫌だ」
「理想の仕事に就きたい」
「新しいスキルを身につけたい」

そんな風に思っていませんか？でも、いざ

「やりたいことは何ですか？」

と聞かれると、答えに困ってしまいませんか？

「理想の生活は？」
「お金と時間が無限にあったら何をしたいですか？」

こんな質問をされても、全然答えが出てこない…。そんな経験、ありませんか？

実は私も思っていました。「やりたいこと…普通に生活したい？」「理想の仕事…そんなに忙しくなくて、まぁ普通に…」みたいに。

安心してください。あなただけではありません。多くの人が同じ悩みを抱えています。

キャリア相談の現場でよく聞かれるのが「やりたいことがわからない」という声です。つまり、あなたの悩みはとても自然で、普通のことなのです。

なぜ「やりたいこと」が見つからないのか？

では、なぜ多くの人が「やりたいこと」を見つけられないのでしょうか？主な理由は3つあります。

1. 理想を考える習慣がない

私たちは学生時代から「与えられた課題をこなす」ことに慣れています。自分で目標を設定したり、理想を描いたりする機会が少ないのです。

2. 選択肢が多すぎて迷ってしまう

現代は職業の種類が非常に多く、働き方も多様化しています。選択肢が多すぎて、かえって決められなくなってしまうのです。

3. 完璧な答えを求めすぎている

「一生続けられる仕事を見つけなければ」「絶対に後悔しない選択をしなければ」と考えすぎて、行動できなくなってしまいます。

でも、理想がないと行動力が出てきません。 そして行動しなければ、現状は何も変わらないのです。

解決策：逆転の発想で理想の仕事を見つける方法

そこで今日は、従来とは違うアプローチをご紹介します。

従来のアプローチ：「やりたいこと」から考える

• 「好きなことは何ですか？」
• 「得意なことは何ですか？」
• 「やりがいを感じることは？」

新しいアプローチ：「やりたくないこと」から考える

• 「嫌なことは何ですか？」
• 「避けたいことは何ですか？」
• 「ストレスを感じることは？」

なぜこの方法が効果的なのか

1. 嫌な経験は覚えている

人は楽しかった記憶よりも、嫌だった記憶の方をよく覚えています。だから答えやすいのです。

2. 具体的で答えやすい

「好きなこと」は抽象的ですが、「嫌なこと」は具体的な体験として思い出せます。

3. 本当の望みが見えてくる

「嫌なこと」の反対が、あなたの本当に望んでいることにつながることがあります。

それでは、理想の仕事を探すステップを紹介するので、実際にやってみましょう！

実践方法１：本当の「イヤ」を見つける

ステップ1：表面的な「イヤ」を書き出す

まずは、思いつくままに「～がイヤ」「～はしたくない」をリストアップしてみてください。

例えば：

• 長時間労働がイヤ
• 上司に怒られるのがイヤ
• 同じことの繰り返しがイヤ
• 営業がイヤ
• 残業がイヤ

何でも構いません。思いついたことを全部書き出してみましょう。

ステップ2：深掘り質問で本質を探る

次に、書き出した「イヤなこと」について、もう少し深く考えてみましょう。

具体例で説明しますね。

表面的な悩み：「同じことの繰り返し作業がイヤ」

この時、自分にこんな質問をしてみてください。

深掘り質問：「本当にイヤですか？」

• 「周りの人とワイワイ言いながら作業してもイヤですか？」
• 「作業ができたら褒められてもイヤですか？」
• 「好きな音楽を聞きながらできてもイヤですか？」

すると、こんな答えが出るかもしれません。

本当の答え：「あれ？イヤじゃないかもしれない」

真の原因：「実は『孤独な作業環境』がイヤだった」

このように、最初に思った「同じことの繰り返し」が嫌なのではなく、実は「一人で黙々と作業すること」が嫌だったと分かるのです。

ステップ3：自分への質問習慣

書き出した「イヤなこと」一つ一つに対して、「本当にこれがイヤなのか？」を自分に問いかけてみてください。

もっと本質的な「イヤ」が見つかったらラッキーです！それがあなたの本当の気持ちに近づいている証拠です。

実践方法２：「イヤ」を「理想」に変換する

反転テクニックの使い方

本当の「イヤ」が分かったら、それを反対にして「理想」に変換してみましょう。

例：「一人で孤立した作業環境がイヤ」の場合

• 一人で → みんなで
• 孤立した → 楽しく話しながら
• 結果：「みんなで楽しく話しながら仕事をする環境」

どうでしょう？何だか楽しそうに感じませんか？

微調整して自分好みに

「みんなで」と言っても、人によって好みは違います。

• 「みんな」は多すぎる？→「2-3人のチーム」がいいかも
• やっぱり「一人の時間」も欲しい？→「チームワークもあるけど、集中する時間もある」
• 脳内でいろんな状態を試してみましょう

このように微調整していくと、あなただけの理想の働き方が見えてきます。

５ステップで理想の職場を見つける

ここまでの方法を整理して、5つのステップにまとめました。

ステップ1：「イヤ」を書き出す

思いつく限り、「イヤなこと」をリストアップします。

ステップ2：本当に「イヤ」かどうか確認する

深掘り質問を使って、本質的な「イヤ」を見つけます。

ステップ3：「イヤ」を反転させる

否定形を肯定形に変換して、理想の状態を作ります。

ステップ4：理想の職場をイメージする

ぼやーっとでいいので、理想の職場を想像してみます。すると、望む職種が見えてきます。

ステップ5：具体的な行動に落とし込む

• その職場で働く自分をリアルに想像する
• 必要なスキルを調べる
• 学習計画を立てる

実践のコツとよくある質問

よくある悩みと対処法

Q: 「イヤなことばかりで理想が見えない」

A: 一度に全部やろうとせず、段階的に考えてみましょう。まずは一番大きな「イヤ」から始めてください。

Q: 「現実的じゃない理想になってしまう」

A: 最初は現実的かどうかは気にしなくて大丈夫。まずは方向性を掴むことが大切です。

Q: 「理想の仕事のスキル習得が大変そう」

A: いきなり大きな目標を立てず、小さな一歩から始めましょう。毎日30分の学習でも、続ければ大きな成果になります。

実践のポイント

1. 完璧を求めすぎない：最初から完璧な答えを求める必要はありません。
2. 定期的に見直しをする：3ヶ月に一度は自分の気持ちを確認しましょう。
3. 行動しながら調整していく：実際に行動してみて、違うと思ったら修正すればいいのです。

まとめ：新しい自分への第一歩

「やりたいこと」が見つからなくても、全く問題ありません。

「イヤなこと」から始めて、理想の道筋を探してみましょう。

今日から始められる行動

1. まずは「イヤなこと」を3つ書き出してみる
2. 一つずつ深掘りしてみる
3. 反転させた「理想」を想像してみる
4. 小さな行動から始めましょう

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福原宏志^^