「やる気が出ない」のは意志が弱いからじゃなかった話[福原通信]


休日の夜、またスマホをダラダラと眺めたまま一日が終わってしまった。

私って、なんでこんなに意志が弱くて行動力がないんだろう…

そんなふうに自分を責めてしまう夜、ありますよね。

でも、あなたが動けないのは決して意志が弱いからではありません。 単に 「今の目標」があなたに合っていないだけなんです。

なぜ、私たちは「やるべきこと」すら行動できないのか?

意志の弱さを責めるのは間違っている

「変わりたい」と思って本を読んだり、計画を立ててみたりするのに、
いざ休みの日になると体が重い。
結局、ソファでYouTubeを見て過ごしてしまう。

私自身も、過去に何度もそんな経験をしてきました。

手帳に「今日はこれとこれをやる!」と綺麗に書き込んだのに、夕方になってもひとつも手をつけていない時の、あの虚しさ。

「本当にダメな人間だな」と落ち込みますよね。

ちまたには「モチベーションを上げる方法」や「タスク管理術」があふれています。
それらを試しても続かないから、余計に自分を責めてしまう。

でも、気功教室で多くの方とお話ししていて、はっきりと気づいたことがあります。

人が行動できない時、それは「気合いが足りない」のではありません。
設定しているゴールが「面白くない」から、脳が動くことを拒否しているのです。

「堅実な目標」が行動力を奪っていく

「30万稼げたらいいな」の罠

先日、ある方の個人相談に乗っていた時のことです。

その方は「もっと頑張って行動したい」と悩んでいました。
最初のうちは、「真面目に働かないといけないから、月に30万円くらい稼げるようになれたらいいな」とお話しされていました。

もちろん、堅実でとても立派な目標です。 地に足がついていて、何も悪いことはありません。

でも、「30万円稼ぐための行動」を考えた途端、なぜか思考が止まってしまいます。

「30万円を稼ぐために、自己管理をして、規律正しい生活をして、苦手な作業もコツコツこなして…」

そう想像していくうちに、なんだか息苦しくなってきませんか?

「〜しなければならない」という義務感ばかりが先行してしまい、心がちっとも躍らない。
これが、真面目な人がハマってしまう堅実な目標の罠です。

目標達成を失敗したくないからこそ、私たちは無意識のうちに

現実的で達成できそうな、このくらいでいいか

という目標を立ててしまいます。

でも、この「ちょっと我慢すれば届きそうな目標」こそが、あなたのワクワクを奪い、行動力を奪い去っていた犯人なのです。

ゴールが変わると、人は勝手に動き出す

「こうなったら楽しい」が原動力になる

相談を続ける中で、その方は少しずつ自分の本当の気持ちに気づき始めました。

「30万円ぽっちじゃ、私のやりたいことには足りないかもな…」
「どうせなら、もっと稼げたほうが楽しい。もし50万円だったらどうだろう?100万なら?」

今までとは違う、少し大きな夢を見始めた瞬間です。

すると、「じゃあ、50万円稼ぐためには何をしたらいいかな?」と考え始めました。
今までとは違う「やりたいこと」を想像し始めた途端、違うアイデアがどんどん湧いてきたのです。

「新しい目標を達成して、楽しんでいる自分の姿」をイメージすると、自然と楽しくなってきます。

不思議なもので、違うことを考えている時点で、すでに違う自分に変われているんです。

例えば「30万円稼げればいいか」と思っていた時は、嫌々ながら自己管理をしようとしていました。

でも「夢のために50万円稼いで、こんな生活がしたい!」と心が決まった途端、誰に言われるでもなく、睡眠時間を削ってまで無我夢中でパソコンに向かい始めたりするのです。

もしその人の夢が「小説家になること」だとしたら、急に夜中に文字をカタカタ打ち始めます。
ネタを探すために、行ったことのないお店へ足を運び、食材やワインについて目を輝かせながら調べ始めるでしょう。

誰に頼まれたわけでもないのに、です。

周りから「あの人変わったよね」と言われるために

今日、自分の頭の中を書き換えてみる

頑張って行動しようとしているうちは、本当の意味での行動力は出ません。
気がついたら、やりたくて勝手に動いていた」というのが、人間の本来の姿です。

周りの人から見たら「最近、あの人すごく変わったよね」「すごく楽しそうに動いてるね」と噂されるくらい、自然に体が動いてしまう。 それが、ゴールが持つ本当の力です。

もしあなたが「変わりたいのに動けない」と悩んでいるなら、今日、ほんの少しだけ試してほしいことがあります。

頭の中にある「私なんてこのくらいでいいか」という堅実な枠を、一回だけ外してみてください

「本当はどうなったら一番楽しいだろう?」
「誰にも笑われないとしたら、何をやってみたい?」

実現できるかどうかは、今は横に置いておいて構いません。 「こうなったら最高に楽しい!」と心から思えるゴールを、ノートの端っこにでも書き出してみてください。

目標が変われば、考えることが変わります。 考えることが変われば、行動は勝手についてきます。

あなたが本当にやりたいことがあるとしたら、それは何ですか?

まとめ

行動できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。 今の目標が「堅実すぎて面白くない」からです。

・ 堅実な目標は義務感を生み、行動力を奪います

だから、目標を一回だけ「こうなったら最高に楽しい!」という妄想に書き換えてみてください。

50万稼いでこんな生活がしたい!とワクワクした途端、人は寝食を忘れて勝手に行動し始めます。
「変わりたいのに動けない」と自分を責めるのは、今日で終わりにしましょう。

急に楽しい妄想なんて無理…という方は、無意識にストッパーがかかっている証拠。

このブロックを外し、内側から湧き上がる行動力を取り戻すのにおすすめなのが「気功」です。 7月の福原気功教室は『情熱』がテーマ。勝手に動き出してしまう体験をしてください。

福原気功教室はこちらからご参加いただけます。 https://fukukikou.com/monthly/

福原宏志^^

hiroshi fukuhara

人生を変えたい方やプロとして輝きたい方に、実践的な知恵をお届けします。気功師として心身を整える技術を磨き、コーチとして目標達成をサポート。元プログラマーならではの論理的視点で、夢を現実に変える方法を伝えます。

Read more from hiroshi fukuhara

通勤電車の窓に映る自分の疲れた顔を見て、ふと「今週も先週と全く同じだな」と気づく。 「このまま同じ場所をグルグル回りながら、私の人生は終わっていくのだろうか」と、胸の奥が痛む。 今日は、そんな「ハムスターの滑車」のような毎日から、意志の力を使わずに一歩抜け出す方法を書きます。 私たちの日常は、なぜ「ハムスターの滑車」になってしまうのか 朝起きて、歯を磨いて、いつもと同じ服を着て、同じ時間に出かける。 同じ電車に揺られて、同じ場所に行き、昨日と同じ人たちと顔を合わせる。 そして、昨日と同じような仕事をこなして、同じ愚痴を言いながら帰宅する。 多くの人の生活は、月曜日から金曜日まで、まるで引かれたレールの上をただ走っているかのようです。 週末になれば、少しは違うことができるかといえば、そうでもありません。 先週と同じようなカフェに行き、同じようなYouTube動画を見て、同じように時間が過ぎていく。 一生懸命に走っているのに、周りの風景が一歩も変わらない。 まさに、カゴの中で滑車を回し続けるハムスターそのものです。 この閉塞感の中にいると、私たちは 「自分はなんて意志が弱いんだろう」...

福原です、 7月が始まりましたね。 夏本番に向けてエネルギーが満ちていく季節ですが、あなたの心と体の調子はいかがでしょうか? 今月の福原気功教室のテーマは「情熱」です。 「情熱」と聞くと、多くの人は 「もっとやる気を出して頑張らなければいけない」 「エネルギーを燃やし尽くさなければいけない」 と、どこか力んでしまいがちです。 でも、本当にそうでしょうか? 気功の視点、そして本来の私たちの生き方から言えば、本当の情熱とはもっと静かで、心地よくて、自然なものです。 今日は、あなたの人生を「頑張る生き方」から「自然と流れる生き方」へとシフトするヒントをお届けします。 「やりたいこと」は、人の目を気にしないこと 私たちはよく「いつか他人に認められるような、大いなる成果を出せる何かを見つけよう」と、他人からの評価を気にしてしまいます。 しかし、本当にあなたをワクワクさせ、内側からエネルギーが出てくるものは、社会的な肩書や他人の賞賛を求めると見えなくなります。 情熱は「いまこの瞬間、目の前にある選択肢の中で、最もワクワクすることをやる」という小さな積み重ねの中にあるのです。...

何か新しいことを始めようとしたとき、ふとこんな考えが頭をよぎることはありませんか。 「私にはできないことが多すぎる」 「今までやり遂げたことが少ない」 周りの人はスイスイ進んでいるように見えて、自分だけが立ち止まっているような感覚。 焦れば焦るほど空回りして、気づけば自己嫌悪で一日が終わってしまう。 これ、以前の私が何度も繰り返していたことです。 でも、どうか自分を責めないでください。 今回は、そんな風に落ち込んでしまう夜にこそ思い出してほしい、「悩みの本当の正体」についてお話しします。 「私にはできないことばかり」と落ち込む夜 新しいことを始めると必ずぶつかる「絶望の壁」 英語を話せるようになりたい、プログラミングを身につけたい、副業に挑戦したい。 そう意気込んでいざ勉強を始めてみると、そこには想像以上の「絶望」が待っています。 テキストを開けば分からない単語だらけ。ネイティブの会話は呪文にしか聞こえないし、プログラムのエラー画面は一生消えないんじゃないかと思えるほど。 この「できないことだらけの現実」を突きつけられたとき、私たちは逃げ出したくなります。...