「嫌なこと探し」の就活をやめると、自分に合う仕事が見つかる理由[福原通信]


レストランでメニューを開いたとき、「これは辛そう」「これはカロリーが高い」「これは少し高い」と、無意識のうちに『嫌なもの』から順番に消去していった経験はありませんか?

そして気づけば、「あれ、私が本当に食べたいものって何だっけ?」と分からなくなってしまう。

実はこれ、私たちが人生の大きな選択をするときにも、ついやってしまいがちなワナなんです。

仕事を探す時も求人サイトを眺めながら、「電話応対があるから無理」「この通勤時間はキツイ」と、無意識にバツばかりつけていませんか?

「あれ、私にできる仕事なんて一つもないかも…」と、ため息をついて焦ったり。

もし今そんな風に行き詰まっているなら、安心してください。それはあなたに能力がないからではなく、視点が少しだけ「減点方式」になって、心が窮屈になっているだけかもしれません。

今の就活、「減点方式」になっていませんか?

求人票を見た瞬間に「嫌なこと」を探してしまう癖

例えば、いま仕事を探しているとしましょう。

「条件は良いけど、この業務はやりたくない」
「配慮は手厚そうだけど、なんとなく社風が合わなさそう」

就職や転職活動をしていると、つい失敗を避けるために「無理なこと」「嫌なこと」を先に探す癖がついてしまいますよね。過去の職場で辛い思いをした経験がある方ほど、この傾向は強くなります。

私もキャリア相談に乗る中で、「あれも無理、これも無理」と候補を削り続け、最後に「応募できる会社がゼロになりました」と途方に暮れる方を見てきました。

この「減点方式」の仕事探しをしていると、就活はどんどん苦しくなってしまいます。

面接は「受かるため」ではなく「やりたいことを話す」場所

減点方式でなんとか残った企業に応募しても、面接でつまずきやすくなります。
なぜなら、その企業を選んだ理由が「嫌な条件がないから(無難だから)」になってしまっているからです。

本来、面接は「企業に受かるためのテスト」ではなく、「私はこういうことが得意で、ここでこんな風に働きたいです」と、すり合わせをする場所です。

条件だけで選んだ企業だと、企業側から「なぜうちで働きたいの?」と聞かれたときに、熱意が伝わらなくなってしまうのです。

「やりたいこと」が分からないあなたへ

嫌いなものから逆算して、好きなものを見つけるヒント

「やりたいことなんて、特にないんです」
「やりたいことを話せと言われても困ります」

そう感じる方も多いですよね。大丈夫です。いきなり壮大な夢や目標を見つける必要はありません。

どうしても「やりたいこと」が思いつかないときは、あえて「絶対にやりたくないこと(嫌いなこと)」から逆算してみるのも一つの手です

例えば、「人と話す接客は絶対に嫌だ」という思いの裏には、「一人でモクモクと作業に集中したい」という本音が隠れているかもしれません。「満員電車が嫌だ」の裏には、「自分のペースで落ち着いて働きたい」という願いがあります。

嫌いなものを裏返すと、あなたの小さな「やりたいこと」のヒントが見えてきます。

あなたの「当たり前」は、他人にとっての「特技」である

もう一つ大切なのは、自分の「得意」を見くびらないことです。

「エクセルの表を綺麗に整えるのが好き」
「誤字脱字を見つけるのが得意」
「ルール通りにコツコツ同じ作業を繰り返すのが苦にならない」

あなたにとっては「ただの当たり前」で、わざわざアピールするほどではないと思っていること。実はこれ、企業から見ると喉から手が出るほど欲しい「特技」だったりします

あなたの小さな「好き」や「苦にならないこと」は、立派なやりたい仕事の種になるのです。

視点を変えるための簡単なワーク

業界の先入観を一度ゴミ箱に捨てる

今の減点方式の視点から抜け出すために、今日からできる小さなワークをお伝えします。

まずは、「IT業界は難しそう」「事務職じゃないと無理」といった、業界や職種に対する先入観を一度ゴミ箱に捨ててみてください。

そして、「自分が苦にならずにできる作業」 例えば、パズルを解くような思考、コツコツ入力することなど、と、実際の業務内容だけを照らし合わせてみましょう。意外な業界に、あなたの得意が活かせる仕事が眠っていることがあります。

「減点方式」から抜け出すための具体的なステップ

やりたい仕事なんて分からない、という場合は、次のステップを実行してみてください。

日常の何気ない行動を「仕事のスキル」に変換してあげる方法です。

ステップ1:求人サイトを一旦閉じて、ノートを開く

条件を見てバツをつけるループから抜け出すため、まずは画面から離れます。

ステップ2:日常の「ついやってしまうこと」を書き出す

「本やDVDをあいうえお順に並べる」「旅行のスケジュールを分刻みで作る」「レシートの計算が好き」など、誰に頼まれなくてもやってしまうことを書き出します。

ステップ3:それを「業務内容」に翻訳する

書き出したことを仕事の言葉に変換します。本棚の整理は「在庫管理やファイリング」、旅行の計画は「スケジュール管理」、レシート計算は「経理サポート」です。

ステップ4:翻訳した言葉で求人を探す

「事務職」という大きな枠ではなく、「在庫管理」などの具体的な作業内容で探すことで、業界の壁を越えて自分に合う仕事に出会いやすくなります。

「どうせ私には無理」という制限を外してみる

そしてもう一つ。
「未経験だから」「年齢的に厳しいから」「自分には特別なスキルがないから」といった、自分で勝手に作ってしまった見えない制限を、一度だけ外して考えてみてください。

もし、何の制約もなかったら、あなたはどんな風に働きたいですか?

その本音の「やりたい」「ワクワクする」というポジティブなエネルギーこそが、就職活動において一番強力なアピールポイントになるのです。

まとめ

今回は、就職活動におけるマインドセットの転換についてお話ししました。

・求人票の「嫌なこと」を探す減点方式はやめる。
・嫌いなことから逆算すると、やりたいことのヒントが見つかる。
・自分の「当たり前」を特技として捉え直す。
・業界の先入観や「自分には無理」という制限を一度外して考える。

まずは今日、あなたが「これなら何時間やっても苦にならないな」と思う小さな作業を、手元のメモに一つ書き出してみてください。

あなたの可能性は、あなたが思っている以上に無限に広がっています。
その小さな気づきの種が、きっと未来の天職へと繋がっていくはずです。
肩の力をふっと抜いて、ぜひ楽しみながら新しい自分を見つけてみてくださいね!

お知らせ

「自分の本当のやりたいことが分からない」「もっと心と体のバランスを整えて、前向きに行動したい」 そんな風に感じている方は、気功を通じてエネルギーを整え、本来の自分を取り戻してみませんか?

心身の緊張を解きほぐし、あなたの可能性を自然に引き出すサポートをしています。 少しでも気になった方は、ぜひこちらも覗いてみてくださいね。

福原気功教室

福原宏志^^

hiroshi fukuhara

人生を変えたい方やプロとして輝きたい方に、実践的な知恵をお届けします。気功師として心身を整える技術を磨き、コーチとして目標達成をサポート。元プログラマーならではの論理的視点で、夢を現実に変える方法を伝えます。

Read more from hiroshi fukuhara

外の焼け付くような猛暑から逃げるようにオフィスへ入り、今度は強烈な冷房に身震いする。 「あぁ、今日も一日中温度差に振り回されて、帰る頃にはもうヘトヘトだ…」 今日は、そんな過酷な環境ストレスから自分を守り、仕事終わりにも元気を残す方法をお話しします。 その「ぐったり」、ただの疲れではありません 家に帰って玄関のドアを開けた瞬間、どっと重い疲労感が押し寄せてくることはありませんか。 ソファに倒れ込み、着替える気力すらない。 お風呂に入るのも面倒で、ただぼーっとスマホを眺めてしまう。 体は冷え切っているのに、じわっと変な汗が出ている。 「私、最近ほんとに体力が落ちたのかな……」と、ため息をつきたくなるかもしれません。 でも、自分を責める必要はありません。 それはあなたの体力が落ちたからでも、気合が足りないからでもないのです。 激しい温度差が「気」を奪っていく 実は、極端な温度差を行き来することは、体にとって私たちが想像する以上の強烈なストレスです。 体温を調節しようと自律神経がフル稼働し、気づかないうちに激しく消耗しています。...

「怒り」をエネルギーに変える気の降ろし方 うだるような暑さの中、やっとの思いで乗った電車。 誰かのカバンが少しぶつかっただけで、思わず舌打ちしそうになるくらいカチンときてしまう。 「こんな些細なことで…またイライラしちゃった」と、夜になって自己嫌悪におちいる。 もしそんな日々が続いているなら、どうか自分を責めないでください。 それはあなたの性格がキツくなったわけではなく、単に夏の気候のせいかもしれません。 夏のイライラ、実はあなたの性格のせいではありません ちょっとした一言にカチンとくる理由 「最近、ちょっとしたことでイラッとしてしまいませんか?」 例えば、家族の何気ない一言にムッとしたり、仕事で自分の思い通りに事が進まないと、すぐに焦ってしまったり。 普段なら受け流せるはずの小さなことでも、この時期はどうしても心が波立ってしまいますよね。 「私ってなんでこんなに余裕がないんだろう」と、感情をコントロールできない自分に落ち込んでしまう方も多いと思います。...

福原です。 今回は、少しだけ私の個人的な話をさせてください。 「なぜ私が今の活動をしているのか?」についてです。 なぜ急に自分の話をするのかというと、これが、 毎日頑張っているのに自分を責めてしまう『あなた』にとって、 しんどい毎日から抜け出すためのヒントになると思うからです。 最後まで読んでいただければ、 「気功」という一見怪しいものを私が真剣に扱っている理由も、 きっと分かっていただけると思います。 「もっと頑張らなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」 あなたは今、世間が言う”正解”に縛られて、 自分の好きなように生きることを我慢していませんか? 毎日必死に頑張っているのに、どうしても周囲と比べてしまい、 「私はなんてダメなんだろう」 と自分を責めてしまう。 もしあなたが今、そんなふうに苦しんでいるなら、 まずは大きく深呼吸をして、この文章を読んでみてください。 苦労すること=美しい、という勘違い 私は過去に、うつ病になって完全に動けなくなった時期があります。 その頃の私は、「苦労することには価値がある」と強く思い込んでいました。 嫌な仕事でも耐えなければいけない。...